ピアノは何歳から始めるのがいいのでしょうか。
「早い方がいいのかな?」「小学生からでも遅くない?」──保護者の方からよくいただくご相談です。
結論から言うと、「お子さんにとっての最適なタイミング」が一番大切です。
ここでは、年齢ごとの特徴や始め方の目安を、音楽教育の視点からお伝えします。
0〜3歳ごろ:「ピアノ」より「音楽と遊ぶ時間」
この時期は、指を独立させて弾くよりも、体全体で音楽を感じることが大切です。
- 親子で歌う
- 音楽に合わせて体を動かす
- 打楽器やベルで音を出す
こうした体験が、のちにピアノへ自然につながっていきます。
「ピアノの練習」より「音楽と遊ぶ時間」を大切にしましょう。
👉 とらねこ音楽教室では、この時期は【リトミック】をおすすめしています。
3歳半〜4歳ごろ:「プレピアノ」でゆるやかな入り口を
少しずつ「座って活動できる」ようになり、リズムや音の違いを理解できるようになる時期です。
- 鍵盤に触れて音を出してみる
- ドレミの位置を知る
- 短いリズムをまねする
これらは「プレピアノ」と呼ばれる段階です。
無理に楽譜を読むより、「できた!」「わかった!」という小さな成功体験を積むことが大切です。
5〜6歳ごろ:「学ぶ姿勢」が育ち始める時期
年長〜小学校低学年は、集中力や理解力が高まり、ピアノを「習い事」として始めやすい時期です。
- 指番号を意識して弾ける
- 簡単な楽譜を読める
- 宿題としての練習にも取り組める
「弾ける」ことがうれしくなり、自信につながります。
一方で、お子さんの個性や興味によって、進度はさまざまです。
小学生以降:「自分の意志」が一番の力に
「小学生からでは遅いのでは?」と心配される方もいますが、まったくそんなことはありません。
- 学校での合唱伴奏に挑戦したい
- 好きな曲を自分で弾いてみたい
- 新しい習い事として音楽に触れたい
小学生になってから始めることで、自分の意志を持ってピアノに向かえるという強みがあります。
「やってみたい!」と思ったその時が、始めるベストタイミングです。
とらねこ音楽教室が大切にしていること
さいたま市見沼区にある「とらねこ音楽教室」では、
- 0〜3歳:リトミックで音楽と遊ぶ
- 4歳前後:プレピアノで楽しく導入
- 5歳以降:個別ピアノレッスンへ
という流れを大切にしています。
「感じること」と「できるようになること」の両方を大切にし、
子どもたちが自然体で音楽と出会える場をめざしています。
まとめ:あなたのお子さんにとっての「最適なタイミング」で
ピアノを始めるのに「絶対にこの年齢」という答えはありません。
大切なのは、お子さんの発達や気持ちに合わせて始めること。
- 早く始めればいいわけではない
- 遅すぎるということもない
- 「やりたい」という気持ちが最大の力になる
とらねこ音楽教室では、親子で音楽を楽しむところから始め、
一人ひとりのペースに寄り添いながら、自然にピアノへつなげていきます。