ピアノを始めるタイミングに、「遅すぎる」はありません。
ただ、年齢や成長段階によって、「向いているレッスンのかたち」は少しずつ違ってきます。
この記事では、年齢ごとの発達に合わせたレッスンのすすめ方と、教室選びのヒントを、とらねこ音楽教室の視点からお届けします。
目次
幼児期(3〜6歳)|音楽と「なかよくなる」準備の時間
この時期の子どもたちに大切なこと
3〜6歳ごろは、音感やリズム感など、音楽の“土台”が自然に育っていく時期。
鍵盤の上手な操作よりも、「音ってたのしい!」という気持ちが育つことが、なにより大切だと感じています。
レッスンではこんなふうに…
- 手あそび・うたあそび・リズムあそびをたっぷり
- 白鍵だけで音をならしてみる、即興ごっこ
- 色やイラストを使って音の世界をイメージ
- 15〜20分の集中で「やりたい!」を引き出す構成に
🔸とらねこ音楽教室では、年少さんから少しずつ「プレピアノ」の導入を始めます。リトミックとあわせて、「感じる」「わかる」「できる」のバランスを見ながら、無理なく進めていきます。
教室選びのポイント
- 子どもの気持ちに寄り添える先生かどうか
- 親子一緒に参加できるスタイルがあるか
- 「まずは音と仲良くなろう」という方針があるか
学童期(7〜12歳)|“弾ける”が少しずつ増えていく時期
この時期の子どもたちに大切なこと
小学生になると、集中力や理解力が育ち、「できた!」を少しずつ積み重ねやすくなります。
ただ、それぞれのペースはさまざま。早さよりも「わかる」「伝わる」をていねいに育てることを大事にしています。
レッスンではこんなふうに…
- 譜読みや姿勢、手の形など基本をゆっくり丁寧に
- スケールやリズムなど、演奏のベースになる練習も少しずつ
- 好きな曲にも挑戦しながら、モチベーションを育てる
- 発表会で「聴いてもらう」楽しさを体験
🔸とらねこ音楽教室では、年齢だけでなく性格や生活スタイルもふまえ、個別にペースを調整しています。
中高生(13〜18歳)|音楽を「自分の言葉」にしていく
この時期の子どもたちに大切なこと
思春期は、個性がぐんと深まる時期。
音楽を「表現のことば」として向き合えるようになる子も多くなります。
進路や将来に迷いながらも、音楽が支えになったり、ひとつの軸になったりすることも。
レッスンではこんなふうに…
- より高度なテクニックや楽曲に挑戦
- クラシックからポップスまで、表現の幅を広げる
- 「自分らしい音」にじっくり向き合う時間
- 進学・進路の悩みにも、音楽を通じて寄り添う
大人のピアノ(19歳〜)|ライフスタイルに合わせて楽しむ
この時期のレッスンで大切なこと
- 「昔やっていてまた始めたい」
- 「子育てが落ち着いたから、自分の時間として」
- 「はじめてだけど、音楽を楽しんでみたい」
…そんな気持ちが芽生えたときが、ベストなスタートタイミングです。
レッスンではこんなふうに…
- 「この曲を弾きたい」という想いを大切に
- 無理なく続けられるペースで
- 理論や譜読みも、その人に合った深さで
- 忙しい日々でも、ピアノが息抜きに
シニアピアノ(60歳〜)|音楽で心をゆたかに
この時期のレッスンで大切なこと
指を動かす、音に耳を澄ませる、好きな歌を口ずさむ。
そのすべてが、心と体の健康につながる大切な時間です。
レッスンではこんなふうに…
- 馴染みのある曲や思い出の曲を大切に
- ゆっくりしたテンポで、指の動きに合わせて
- 楽譜を追うサポートもていねいに
- 人と関わり、話す機会としても
教室選びのヒント|とらねこ音楽教室からのご提案
体験レッスンで見てほしいポイント
- 子ども(またはご自身)がリラックスできているか
- 先生の雰囲気や言葉が合っていそうか
- 内容がその人に合って柔軟に調整されているか
長く続けるための工夫
- 小さな「できた!」の積み重ねを大切に
- 練習のプレッシャーになりすぎない工夫
- 教室とのコミュニケーションが取りやすいこと
まとめ
ピアノとの出会い方、つづけ方は、人それぞれ。
大切なのは、「その人の今」に合ったかたちで、無理なく、たのしく、つづけられることです。
とらねこ音楽教室では、「そだつ」「たのしむ」「ほっとする」を軸に、年齢や経験を問わず、音楽と暮らしがゆるやかにつながる時間をお届けしたいと考えています。
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