リトミックのレッスンでは、ときに展開が速くなることがあります。
限られた時間の中で、たくさんの活動を盛り込み、
回転率を高めて、たくさんの親子に届くように工夫する。
それは、運営する側の責任として必要なことでもあり、
「しかたがないなぁ」と感じるような場面が出てくるのも、正直なところです。
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でもふと、その中にいる子どもたちは、どんなふうに感じているのだろう?
そんな問いが、心に浮かびました。
「感じない」わけではなく、「感じながら」育っている
まだ言葉では表現できなくても、
子どもたちはちゃんと、大人の気配や、空気の流れを感じ取っています。
「もっと触っていたかったな」
「さっきのお歌、もう一回やりたかったな」
「えっ、もう次?」
小さな胸のなかに、そんな“ひとことにもならない思い”が
そっと芽生えているかもしれません。
それでも、子どもたちは育っていく
大人の都合が先に立つ場面も、きっとある。
でも、だからといって子どもたちが育たないわけではありません。
むしろ、その中でも何かを感じ取り、自分なりに工夫したり、がんばったりしている姿を見ると、
「子どもって、本当にすごいな」と思わされます。
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だからこそ、私たち大人は、そのがんばりに気づいていたい。
そして「仕方がない」で終わらせずに、
その気持ちにどう寄り添えるかを、いつも問い続けていたいと思います。
とらねこ音楽教室が、大切にしたいこと
とらねこ音楽教室は、少人数で、じっくり、ていねいに。
子どもが音に出会い、自分のペースで感じ取っていけるような時間を、大切にしています。
効率よりも、その子らしさ。
回転よりも、余韻。
「次へ」よりも、「今ここ」を味わえる場であること。
そんな場所が、ひとつくらいあってもいいんじゃないかなと思うのです。
子どもたちは、大人の都合の中でも、ちゃんと感じ取りながら育っていく。
だからこそ、その小さな心に、誠実に向き合える教室でありたいと、あらためて思いました。
とらねこ音楽教室からのお知らせ
当教室では、2026年春の開講に向けて準備中です。
現在、体験レッスンの募集は行っておりませんが、
募集開始の際は、ホームページおよびLINE公式アカウントにてお知らせいたします。
音楽に寄り添うやさしい時間を、親子で安心して楽しんでいただけるよう、
あたたかい教室づくりを進めてまいります。
どうぞ、ゆっくり見守っていただけましたら幸いです。
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